パラ言語を使えば無理なお願い事も聞いてもらえる!?☆サタデーバリューフィーバー・ノービル科学賞 2013年5月4日

 s-talking women 
2013年5月4日の日本テレビ系・サタデーバリューフィーバー「所さんと未来の学者がお悩み解決!ノービル科学賞」の番組で、パラ言語という話し方が紹介されました。
パラ言語を紹介してくれたのは、早稲田大学大学院・日本語研究学科の古賀裕基さん、大久保雅子さん、千仙永(チョンソニョン)さんの3人。
彼らはコミュニケーションにおける日本語の音声特徴が果たす役割について日々研究しているそう。
今回は普段お願い事を聞いてもらえず悩んでいる人が、パラ言語を駆使することでお願い事を聞いてもらえるのかを検証しました。

被験者:木島敬さん(46歳)
小遣い:月3万円
今回のお願い事:壊れた腕時計に代わる高級腕時計(約15万円)が欲しい。普段3万円の小遣い
奥さんとの関係:木島さんは完全に奥さんの尻に敷かれている。※番組では普段の夫婦の会話の様子で確認


【パラ言語とは】
言葉そのものの意味とは別の形で話し手の意図や気持ちを伝えるもの。イントネーション、リズムやポーズ(間)等の言語の周辺的側面。一言で言えば言い方。
<例>
「誠に申し訳ございません。」
「誠に・・・申し訳・・・ございません。」
間を置かず早く言う前者に対して、間を置いてゆっくり言う後者とでは、言葉は同じでも相手に伝わる印象が変わるという。
この話し方にまつわる様々な要素をパラ言語というそう。
「パラ言語は、聞く人の印象を大きく変えることができると思います。」(古賀裕基さん)


【パラ言語を駆使したお願い事をする際のポイント】
間(ポーズ)を適切に入れることで、相手に次に続く言葉を聞く心の準備を与えるおとができ、その言葉を印象づけられる。
ゆっくり話すことで、相手に真剣な想いが伝わりやすい。
言いよどむ(言葉をハッキリと発しない)ことで、より申し訳なさが伝わりやすい。徐々に言葉じりが下がるような感じで。


【パラ言語を使った木島さんのおねだりのやり取り】
「あのう・・・お願いがあるんですけど・・・」
「腕時計がね・・・壊れちゃって・・・新しいのが・・・欲しいんですよ。」(木島さん)
「いくらすんの?」(奥さん)
「欲しいのがあって・・・」(木島さん)
「うん」(奥さん)
「15万・・・」(木島さん)
「え"っ!」(奥さん)
「ムリでしょ!」(奥さん)
「だよね・・・」(木島さん)
「だよね?」(奥さん)
「時期的に今じゃないじゃないかな」(奥さん)
「今欲しいんだよ・・・今」(木島さん)
「ダメ!ムリッ!」(奥さん)
「ムリだよね・・・」(木島さん)
・・・しばらく沈黙

・・・とその時、おもむろにスマホの電卓アプリを叩き出した奥さん。
「でもしょうがないか・・・」(奥さん)
「ありがとうございます!」(木島さん)
「じゃあさ、半分出してあげて半分おこづかい。良くない?それ。」(奥さん)
「3,000円ずつ月賦で返していくと2年(で完済)だよ2年!」(奥さん)
「2年?2年間・・・」(木島さん)
「交換条件ね!」(奥さん)
「ありがとうございます!」(木島さん)

かくして木島さんの高級腕時計ゲットの交渉成立!

今回の実験(木島さんにとっては実験では無いようですが)で、パラ言語を使うことで、無理なお願いにも一定の効果があることがわかりました。

日本語ではありませんが、かのジョブズをはじめとしたプレゼンテーションのプロ達も、巧みに話の『間』や『ゆっくり話す』を取り入れていますよね。
お願い事やプレゼンに限らず、コミュニケーションの円滑化には大切なポイントになりそうですネ。
是非、私達も普段の話術として取り入れたいものです。

■故スティーブ・ジョブズの初代iphone発売時のプレゼンテーション
 

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