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廣戸聡一式4スタンス理論とその見分け方 体に合った運動法で運動神経アップ!☆全力教室 2014年3月2日

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出典:justrec.com

2014年3月2日のフジテレビ系・全力教室の番組内で、『運動音痴はいない!カリスマトレーナー廣戸聡一が最大限の体の動かし方を授業』と題して、人は4つの体のタイプに分類される4スタンス理論の説明と、その理論に基づく体に合った運動法が紹介されました。
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当ブログでは、この素晴らしい4スタンス理論を可能な限りわかりやすくご紹介させて頂きたいこと、また新しく紹介された情報を随時追加しているため、記事のボリュームが多くなってしまっていることを悪しからずご了承下さい。
廣戸聡一氏提唱の理論としては4スタンス理論と、下記の説明にも使われていますが、ヒトがヒトである以上誰でも共通している身体の特性を整理した理論(5ポイント理論)とを合わせて、『レッシュ理論(REASH理論)』と呼ばれています。

「スポーツトレーナーとして30年間で30万人くらい接していて、いろいろなことがわかってきました。ヒトは生まれ持ったそれぞれ4つのタイプ通りに体を動かすと動かしやすいのですが、自分のタイプに合わない動かし方を習うと運動の苦手な子になったり、怪我をしやすくなったりします。」(廣戸聡一氏)
「学校時代は一つしか習わなかった、例えば逆上がりはこうやって回りなさい、走り方はこうやって走りなさい・・・が上手く出来なかった人は、センスが無くて出来なかったのではなく、自分のタイプに合わなかったから出来なかったこともあると思うんです。」
「身体の軸を意識すれば、体の動かし方も勝手に変化します。」(廣戸聡一氏)

追記:2015年9月1日のTBS系・マツコの知らない世界でも、ボーリング上達の題材として取り上げられ、様々な身体を動かす場面への応用が示されました。
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©TBS
その他にも・・・
2014年9月20日のフジテレビ系・さんまのまんまの番組内で4スタンス理論の話が出ました。
さんまさんがゲストの尾上松也さんに故・中村勘三郎さんに以前身体のブレなさを褒められたという、かつてのお笑い番組『オレたちひょうきん族』での『パーデンネン』のポーズが4スタンス理論で説明できることを話され、尾上松也さんも何度もパーデンネンのポーズを真似されてました。また、1タイプか2タイプかの太ももを使った見分け方を教えてもらうなどする中、4スタンス理論に徐々に興味を持たれた様子。
「これはいいこと聞いた!4つのタイプに相性とかあるんですか?」(尾上松也さん)
「相性?お前な~血液型とちゃうねん!」(さんまさん)
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これがホントのアッ パーデンネン! オレたちひょうきん族より
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また、2014年10月1日のフジテレビ系・バイキング(水曜バイキング)の番組コーナーで、EXILEの関口メンディーさんが以前負けた最強小学生チーム4人(体育の家庭教師・スポーツマジック所属)とのリベンジレースへ向け、4スタンス理論で特訓~成果を上げられた様子が紹介されました。
廣戸聡一氏に初めにB1タイプ向けの直接指導を受けたとはいえ、仕事合間のトレーニングにも関わらず、
メンディーさんの100m走のタイムが…
わずか1週間の練習13秒63→11秒37へとなんと2秒26も短縮!
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2015年4月11日のテレビ東京系・FOOT×BRAINの番組内では、サッカー上達に効果的な身体の使い方が紹介されました。
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©TV TOKYO

2015年7月18日のNHK・助けて!きわめびとの『運動音痴を克服したい』にも登場されました。


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【4スタンス理論とは?】
整体師であり、JOCの強化トレーナーでもある廣戸聡一氏が考案。
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©TV TOKYO
今では体の動かし方のスペシャリストとしても有名ですネ。
人間の体の動かし方を4つに分類。4つのタイプそれぞれに合った動き(体の動かし方)を行うことで最大限の力が出せるという理論のこと。タイプに合った動きをしないと本来の力が出せず怪我をする場合もあるので、まずは自分がどのタイプに当てはまるのかを知ることが重要。
その4種類のタイプは重心をどこにかけているかによって分類される。


【自分はどのタイプ? 4つのタイプの見分け方】
■AタイプかBタイプの見分け方
足の前後どちらに重心がかかるかでAタイプかBタイプに分けられる。
「ナチュラルに立った時に重心が前側、つま先側に重心が勝手にあるタイプはAタイプ。重心が勝手に後ろ側、かかとにあるタイプをBタイプと呼びます。」(廣戸聡一氏)

・重心が自然に前になる→Aタイプ  
・重心が自然に後ろになる→
Bタイプ

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「骨格も骨の数も全部同じなんですが、安定しているときは勝手に重心の位置が決まっていて、タイプによって使い方が違うんです。」(廣戸聡一氏)

■人間が体を動かすときに要となる5つのポイント(5ポイント理論)
①首の付け根亜
②みぞおち
③股関節
④ヒザ
⑤足裏
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しかし、運動する中ではこれら5つを安定させることは難しい。
人間は誰でも無意識に3つを選んで体を動かしている。この3つのポイントをつないだのが体の軸。
この軸のとり方が人によって違っているので、タイプ別に違う体の動かし方をするべきという。
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タイプの異なる二人の段ボールの持ち方 左の加藤浩次さんがAタイプ 右の陣内智則さんがBタイプ
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重心が前のAタイプは重心をみぞおち、ヒザ、足裏の3点でとるのでヒザが前に出ないがお尻が後ろに出る傾向があり、重心が後ろのBタイプは重心を首の付け根と腰と足裏の3点でこの3点が一直線になるようにしゃがむのでヒザが前に出るがお尻は後ろに出ない。
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Bタイプの陣内智則さんはお尻が後ろに出ないので、人が後ろにひっつくように立っていても立ち上がれる。
Aタイプの加藤浩次さんは立ち上がれない。逆にヒザを固定するように押さえると陣内智則さんは立ち上がれないが、加藤浩次さんは簡単に立ち上がれる。
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人間が体を動かすときに5つのポイントから3つを選ぶとはこういうこと。
つまり、しゃがむという動作をするために最初にする行為はヒザを曲げるか、腰を突き出すか?
ヒザ、腰どちらを軸から外して動けるか・・・ということ。
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■手でもAタイプかBタイプかがわかる
指先で握る方が力が入るか、手のひらで握る方が力が入るか?
「手でもAタイプかBかがわかります。グリップすると時に指先で握るタイプか手のひら側で握るタイプかでAタイプかBタイプか分かります。」(廣戸聡一氏)
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・手の力の入り具合の確認方法:
①二人一組になり、一方が体の前方へ下から真っ直ぐに手を伸ばす
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②手を伸ばしていない方の人の指を、伸ばした方の人の第2関節のところあたりへ入れ、ゆっくりと握る
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③握った手を手前に引いて力の入り方に違和感があるかないかを確かめる
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④①の状態に戻し、手を伸ばしていない方の人の指を伸ばした方の人の手の平の上方に挟み込むように入れ、ゆっくりと握る
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⑤握った手を手前に引き寄せて力の入り方に違和感があるかないかを確かめる
⑥指で握った方が力が入る人がAタイプ。手のひらで握った方が力が入る人がBタイプ。
<ポイント>
指で握るか手のひらで握るかを確かめる際、腕を上げたままで指や手のひらで交互に握ってもキチンと診断できない。
一旦腕を降ろしてリセット状態にして、また腕を伸ばし直してから握って調べる。

■ヒジの使い方でもわかる
・腕にも軸のポイントがある
5つの軸のポイントの首の付け根、みぞおち、腰と同じ高さにある肩、ヒジ、手首にも軸のポイントがあるがあり、それぞれ同じ高さのポイントの代わりになる。
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例えばうちわで仰ぐには手首を動かすかヒジを動かすか?
みぞおちと同じ高さにヒジがあるため、Aタイプのヒジは重心から外せないポイント。ヒジを固定し手首を動かす。
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逆に腰と同じ高さに手首があるため、Bタイプの手首は重心から外せないポイント。手首を固定しヒジを動かす。
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お茶碗を使ってのご飯の食べ方も同様。手首を使って箸を動かすか、ヒジを使って箸を動かすか。

横から手首かヒジを人に引っ張ってもらってもわかる。
①手首を引っ張って動く→Aタイプ
②ヒジを引っ張って動く→Bタイプ
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©TBS
スマホやつり革の持ち方でもわかる。
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©TBS

■1タイプか2タイプとは?
「自分の足の重心が親指や人差し指等の内側に集まりやすい、内側に自然にねじれてしまう人は1タイプ。外側に重臣の集まりやすい、外側に自然に回転させやすいタイプはBタイプになります。」(廣戸聡一氏)
簡単に言うと、足の内側か外側のどちらにひねって体を動かせるかで1タイプと2タイプとに分かられる。
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人間は体を動かすとき、腕や脚を無意識に内側か外側に回転させている。
例えば立ち上がるときは太ももが内側か外側に回転している。
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■1タイプか2タイプかの見分け方
・座った状態で太ももを両手を使って内側に回しても立ち上がれる→1タイプ
・座った状態で太ももを両手を使って外側に回しても立ち上がれる→
2タイプ

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B1タイプの竹山さんは太ももを外側に回すと立ち上がれない。
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・座った状態から人差し指を引っ張ってもらった方が立ち上がりやすい→1タイプ
・座った状態から薬指を引っ張ってもらった方が立ち上がりやすい→
2タイプ

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©TV TOKYO ※『FOOT x BRAIN』 2015年4月11日 

■指でもわかる1、2タイプ
「人差し指をメインにものを持つ1タイプの人と、薬指をメインにものを持つ2タイプの人に分けられます。」(廣戸聡一氏)
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マイクの持ち方でもすぐわかる。
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■タイプに合った動きをするだけで体の可動域が変わる
①親指と人差し指でわっかを作り、腕を真っ直ぐ前に伸ばす
②肩甲骨を中心に肋骨(ろっこつ)と体が動かないようにする
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③腕をゆっくりと地面と平行に外側に開いてどこまで開くかを確かめる
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④親指と薬指でわっかを作り、腕を真っ直ぐ前に伸ばす
⑤腕をゆっくりと地面と平行に外側に開いてどこまで開くかを確かめる
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※より多く開く方が自分のタイプ。人差し指を使うのが1タイプ。薬指を使うのが2タイプ。
加藤浩次さんは親指と薬指でわっかを作った方がより可動域が広がるので2タイプ。

■4つの体のタイプまとめ

A1:重心が自然につまさき 太ももが内側回転で立つ(手は指先で握る方が力が入る)
A2:重心が自然につまさき 太ももが外側回転で立てる(手は指先で握る方が力が入る)
B1:重心が自然にかかと 太ももが内側回転で立てる(手は手の平で握る方が力が入る)
B2:重心が自然にかかと 太ももが外側回転で立てる(手は手の平で握る方が力が入る)

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「4つのタイプ別にどのスポーツが向いてるか等の向き不向きはないです。優劣は関係ないです。」(廣戸聡一氏)

■4つのタイプに分けられる主なアスリート
[A1タイプ:イチロー型]  ダルビッシュ、本田圭佑、石川遼、高橋尚子
[A2タイプ:王貞治型]  松坂大輔、タイガー・ウッズ、浅田真央、ウサイン・ボルト
[B1タイプ:長嶋茂雄型]  黒田博樹、室伏広治、福原愛、青木功
[B2タイプ:松井秀喜型]  田中将大、ジャンボ尾崎、香川真司、安藤美姫
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・Aタイプのイチロー選手とBタイプの松井選手の違い
「イチロー選手は前側に軸をつくって、体重だけ後ろに下げているウエイティングですね。」(廣戸聡一氏)
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「(スイングの瞬間も)前脚でキチンと軸を作っています。」(廣戸聡一氏)
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「松井選手はウエイティングから後ろ側に軸を作り、(スイングの瞬間も)後ろ重心できれいに回転しています。」(廣戸聡一氏)
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■物事に向かう時の体の角度にもタイプ別に特徴が出る
A1タイプやB2タイプの人は、紙か体自体を斜めにした方が書きやすい。
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■ペットボトルの持ち方でもわかる4つのタイプの見分け方
(2014年10月1日水曜バイキングより)

Aタイプ: 肘をほとんど動かさず、手首を返すように飲む
Bタイプ:手首をほとんど動かさず、肘を起点に(肘を動かして)飲む
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1タイプ:人差し指と親指で持つと安定する 
2タイプ:親指と薬指で持つと安定する
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■ケンケンのやり方でもわかるA・B2つのタイプの見分け方
(2015年4月11日 FOOT x BRAINより)

Aタイプ: 重心がつまさきで足を後ろに上げた方が進みやすい人
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©TV TOKYO ※『FOOT x BRAIN』 2015年4月11日 
Bタイプ:重心がかかとで足を前に出した方が進みやすい人
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©TV TOKYO ※『FOOT x BRAIN』 2015年4月11日 


【4つのタイプ別に力が出やすい体勢が違う!】
「4タイプそれぞれに力の出やすいヒジの位置が決まっています。」(廣戸聡一氏)
背筋計を使って実際に実験をしてみると・・・
A1タイプ:首幅に合わせてヒジを降ろしたあたりが一番力が出やすい
A2タイプ:自分の体側、体の幅にヒジの幅を合わせると力が出やすい
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B1タイプ:ヒジが体の後ろ側に少し入った(引いた)あたりが力が出やすい
B2タイプ:胸のちょうど下あたりにヒジが入ったあたりが力が出やすい
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「トレーニングジムでいろんなトレーニングの方法があるのは、タイプの違う人がそれぞれ自分がやりやすい方法を見つけていくうちに種類が増えていったと考えられます。」(廣戸聡一氏)

A2タイプの加藤浩次さんが手の幅を意識しないで引いた背筋計の数値と体の幅に合わせて引いた数値の違い
84.5kg→110.5kgへとなんと26kgもの違いが!
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B2タイプの箕輪はるかさんが手の幅を意識しないで引いた背筋計の数値と体の幅に合わせて引いた数値の違い
こちらも33.0kg→55.5kgへと12.5kgもの差が!
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【4つのタイプ別 足を速くする方法】
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出典:wellbridge.com

運動の苦手な4タイプの子供に協力してもらい、50m走で足が速くなるのかを実験。
■Aタイプ共通のスタートポジション
Aタイプ共通のスタートポジション:
Aタイプは重心が前にあると判定するので、腰を引いた状態で片足を一歩下げ、重心を前にかけてスタンバイする。
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■A1タイプの走り方
スタートポジションはAタイプ1、2とも共通
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A1:9秒04(指導前)→8秒95(指導後)
A1タイプはみぞおちに起点があるので、胸を前に出さずみぞおちを前に出す(引っ張る)イメージで走る。
胸を張ってはいけない。
腕は身体の前ではなく斜めに振るよう意識する。
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■A2タイプの走り方
スタートポジションはAタイプ1、2とも共通
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A2:10秒43(指導前)→9秒36(指導後)
A2タイプは走っている途中に身体が起き上がりすぎないように注意する。みぞおちの後ろ側(背中側)を前に出すことが重要。
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起点となるみぞおちの背中側を前に出すイメージで。練習では背中側から押してあげる。
腕は体の幅で前後にまっすぐ縦に振り上げる。
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■Bタイプ共通のスタートポジション
Bタイプは重心が後ろにあるので、スタートラインからますは一歩下がる。ヒザを曲げた状態で後ろ足に重心臣を乗せたままもう片方の足を前に出す。後ろ足で強く地面を蹴ってスタートする。
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■B1タイプの走り方
スタートポジションはBタイプ1、2とも共通
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B1:9秒53(指導前)→8秒65(指導後)
B1タイプは起点の一つである骨盤を前に出すことが重要。首の付け根を上下に動かさないように意識する。
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B1タイプは前足に重心を乗せてはいけない。
骨盤を前に出す意識で走る。練習では腰を押してあげる。
腕は身体の横で前後に振る。特に後ろに強く引く(引き上げる)感じ。 
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■B2タイプの走り方
スタートポジションはBタイプ1、2とも共通
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B2:9秒70(指導前)→9秒52(指導後)
B2タイプは身体が浮くのを抑える。腰を浮かさず首の付け根を前に出す意識を持つことが重要。 
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体が浮くのを抑えるため、首の付け根から前に出す意識で。腕は自分の体の前で交差するように振る。
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<関口メンディーさんが挑戦!>2014年10月1日のバイキングより
■練習風景
B1タイプのメンディーさんは、1週間繰り返し廣戸氏の教えを実践しました。
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■100m走のタイムの変化 なんと2秒26もタイムが短縮
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■フォームの変化  首の上下動を抑え低い体勢でスタートもきれています。
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■スポーツマジック・最強小学生とのリベンジマッチの結果は?
※ルールは300mを小学生は4人でリレー、メンディーさんは一人で走りきるというもの。
前回負けたスポーツマジック・最強小学生4人との対決結果は・・・
みごとンディーさんの圧勝に終わりました!
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【逆上がりが上達!4つのタイプ別逆上がり練習法】
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出典:howcast.com

30数年間満足に逆上がりが出来なかった竹山さんが、廣戸先生の指導に従ってチャレンジして大成功!
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逆上がりは縦の回転なのでより前後の動きを使う。よってA、Bタイプでやり方が大きく異なる。

■Aタイプ共通 
Aタイプの起点はみぞおちとヒザ。この2つを近づけることがポイント。
・ヒザを高く上げる
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踏切は鉄棒の少し前あたり。一度高く上げたヒザを降ろしたところあたり。
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Aタイプみぞおち、ヒザ、足裏で重心をとる。
・握り方はヒジとみぞおちをしっかりと固定(ホールドされる状態)することがポイント。
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・A1タイプは逆手で、A2タイプは順手で握ると回りやすい。
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■Bタイプ共通 
首の付け根、腰、足裏が動かないことがポイント。
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・腰を持ち上げるように意識する。
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・踏切は鉄棒の奥の方から。一度腰を上げ、そのまま真下に降ろした位置辺りが目安。
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Bタイプは手のひらに力が入るタイプ。
・首の付け根、肩、手首が動かないので、肩と手のひら(手首)を鉄棒に近づける。
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・B1タイプは順手、B2タイプは逆手で握ると回りやすい。
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重要なことは、Aタイプはヒザを、Bタイプは腰を上げるようにすること。
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【サッカーに活用できる4スタンス理論 】
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出典:football.isport.com

2015年4月11日、日本のサッカーが世界で勝つためのヒントを提言するという内容の番組『FOOTxBRAIN』(テレビ東京系)で、サッカーの上達のために参考になる4スタンス理論が紹介されました。
日本と世界との差は体格やパワーではない。体の動かし方を磨けば世界に勝てる!

「日本人が体格負けするって良くいわれるんですが、キチンと体を使い切っている人は世界に出ても遜色ないと思います。そもそもそこ(体格)で負けていると言った考え方から入らない方が、世界レベルに到達しやすいんじゃないかと私の経験から考えるに到りました。」(廣戸聡一氏)

<A・Bタイプ別力を発揮する特性>
■Aタイプ:体を伸ばすことで力を発揮する特性がある
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©TV TOKYO
■Bタイプ:体を縮めることで力を発揮する特性がある

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©TV TOKYO

<『軸の方向の違い』によるパワーの出方の違い>
■A1タイプ&B2タイプ:重心から体を斜めに使うことでパワーを生む 
■A2タイプ&B1タイプ:重心から体を縦に使うことでパワーを生む

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©TV TOKYO
■伸びるタイプのAの人にも縮むタイプのBの人にも軸の方向の違いにより1タイプと2タイプに分けられる
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©TV TOKYO
・スタジオの5人もほぼキレイにタイプが分かれた
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©TV TOKYO

<4つのタイプ別アスリート>
■A1タイプ(伸ばすX斜め)のサッカー選手(ペレ、本田圭佑)、イチロー、羽生結弦
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©TV TOKYO
■A2タイプ(伸ばすX縦)のサッカー選手(長友佑都)、王貞治、浅田真央
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©TV TOKYO

■B1タイプ(縮むX縦)のサッカー選手(ジダン、岡崎慎司)、長嶋茂雄、福原愛
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©TV TOKYO
■B2タイプ(縮むX斜め)のサッカー選手(マラドーナ、香川真司)、松井秀喜
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©TV TOKYO
・プロサッカー選手をはじめとした4つのタイプ別プロアスリート
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©TV TOKYO

<A・Bタイプ別走る基本練習>
■足の上げ方
・Aタイプ(体を伸ばして力を発揮)は、太ももを引き上げる意識を持つと走りやすい
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©TV TOKYO
・Bタイプ(体を縮めて力を発揮)は、足を踏み込む意識を持つと走りやすい
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©TV TOKYO
「Aタイプの人は必ず進行方向(出力を出す方向)、つまり前脚に相当する側に早く重心を作ろうとするんです。Bタイプは脚を踏み出すまでの時間が需要なんです。後ろの足で押し出しているんです。」(廣戸聡一氏)

■腕の振り方
・Aタイプ:腕を前に振る
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©TV TOKYO
・Bタイプ:腕を後方に縮むように振る
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・A1&B2タイプ:体がうねるのに併せて腕を振るので、(腕が)真ん中に集まってくる
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・A2&B1タイプ:体がうねらないので、体側に並行に腕を振る
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<A・Bタイプ別ボールコントロールの練習法>
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「Aタイプの人はみぞおちで距離感をとるようになっています。みぞおちでボールを見る感覚が大事です。」(廣戸聡一氏)
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「Bタイプの人は首の付け根(喉元)でボールを見る感覚が大事です。」(廣戸聡一氏)s-4stance soccer99995 s-4stance soccer9991 
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・A1タイプの勝村さんが喉元でボールを見るとこの通り、うまくいきにくい
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・A1タイプの勝村さんがみぞおちでボールを見るとこの通り、うまくコントロールできている
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<サッカー編の終わりに>
「自分の(タイプに合った)軸線の中にボールを入れてあげると、自然にボールが着いてくるようになります。こういうことをちゃんと出来た人が一流になられていて、この感覚がわからなくて常に手足でボールをコントロールしようとした人がアマチュアで終わってしまうんです。」(廣戸聡一氏)
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「最初は(半信半疑で)後付けの理論じゃないかって思っていたんですけれども、聞けば聞くほど自分の経験にもあったことだと思ったし、凄く納得できる印象に変わりました。この理論を指導に活かせたら子供達も変わるんだろうなと感じました。」(元ヴェルディ川崎・都並敏史氏)
「言っていいことと言ってはいけないこと、型にはめようとする指導が大きな間違いだってことに気がつけたので、改めてもう少し勉強して指導に活かしたいと思いました。」(元浦和レッズ・福田正博氏)
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©TV TOKYO

「正しい答えが絶対に一つじゃないってこと。もしかしたら、この子には違うやり方が向くのかな~っと考えてあげられれば子供達の可能性もどんどん伸びると思います。そして出来る自信につながっていくと思います。」(廣戸聡一氏)


・廣戸聡一氏の著書および関連書籍
<最新刊!>
 
4スタンス理論バイブル<エクササイズ編>

運脳神経を鍛えて運動神経アップ!運脳神経のつくり方☆世界一受けたい授業 4月28日 9月15日

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@nzwomansweekly

2012年9月15日の日本テレビ系・世界一受けたい授業の番組内で、4月28日の放送で大反響を生んだ運脳神経のつくり方が再び紹介されていました!

【運脳神経とは】
最新スポーツ科学の権威である東京大学大学院教授の深代千之(ふかしろせんし)先生が提唱されている、ちょっとした運動のコツを脳にインプットするだけで、誰でも運動レベルが上がるという考え方。
番組内だけでも縄跳びの2重飛びや跳び箱の飛び方、速く走るための『股関節活性化ドリル』等が紹介されました。
「運動神経が無い人はいないんです。」
「誰でもコツをつかんで頭に運脳神経を格納すれば、必ず前の自分より速く走れるようになります。」
(運脳神経を格納できれば、運動の上達は)「大人も子どもも関係ないです。」(深代先生)


【足が速くなる!関節活性化ドリル】
走ることが苦手な小学生の女の子二人が、深代先生の提唱する股関節活性化ドリルを5日間実践しただけで、足の運びが速くなり、50m走のタイムが12秒18→9秒62、11秒00→9秒21と2秒前後も劇的に速くなっていました。 
1.腕を振る
脚(股関節)を上げる動きと連動して、ヒジを曲げた腕を大きく前後に振る。走る状態と同様、右手を挙げるときは左脚を上げ、左手を挙げるときは右脚を上げる。腕で脚の動きをリードするようなイメージで。
2.競歩からダッシュ
股関節を使って競歩の時から徐々に脚の回転数を上げることを意識する。
地面をしっかり蹴る感覚がつかめる。
3.大股スキップ
脚を前に投げ出すような感じでスキップする。
身体全体をムチのように動かすことが速く走れるようになる鍵だそう。


【さらに足が速くなるためのドリル】
1.蹴る力を脳にインプット!(人間ドリブル)
両手は腰に当て、縄跳びのようにジャンプを連続して行う。
ヒザを曲げないで、なるべく瞬間的につま先で地面をぐっと押す感じ。
後ろから別の人に両肩に手を置いてもらい、地面につくタイミングに合わせて上から押してもらう。
2.変形スタート
目で見てスタートするのでは無く、音を聞いてスタートすることは変えず、音を聞いたらいろいろな体勢から一気にダッシュする。素早く動ける敏しょう性が身につく。
3.前傾スタート
気をつけの姿勢から体重を前にかけ、前に倒れるような感じでスタートする。
前に倒れそうになった身体を支えられなくなった瞬間に足を前に出すことがポイント。
s-unnoushinkei run8 
4.片手スタート
前足をスタートラインから後ろにずらし、前足と逆の方の手をスタートラインに着く。
スタートの合図で地面につけたてを外すだけでスタートする。
s-unnoushinkei run4  
この片手スタートは、ロンドンオリンピック・陸上で大活躍のジャマイカやアメリカチームも練習に取り入れているそう。
うまく前に踏み出すっていう感覚を身につけると、スタートで出遅れない。
かのボルトもこの練習をしていたんですネ~

股関節活性化ドリルを行った後に1時間ほどさらに足が速くなるドリルを行った結果、前述の12秒18→9秒62になった女の子が9秒20へと、11秒00→9秒21になっていた女の子はなんと8秒76と驚くほど速くなっていました。
s-unnoushinkei run5 s-unnoushinkei run9 
 
追記:2013年6月29日の世界一受けたい授業の番組内でも改めて紹介されました。
今回は足が速くなる方法として、上記4の片手スタートと『お尻歩き』が紹介されていました。
「股関節のまわりには腸腰筋という足を上げる筋肉や大臀筋という足を下ろす動作に重要な筋肉等、大きな筋肉が沢山付いています。それを積極的に使えば大きな力を楽に生み出すことが出来ます。この練習方法がお尻歩きなんです。」(深代千之先生)
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【逆上がり(さか上がり)のコツ】
①ヒザを両手で抱え込んで地面に座った状態から後ろへ倒れる動作を繰り返す。
回転する感覚を身につけるとともに、後ろに回る恐怖も取り除ける。
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②実際に鉄棒を使って、足を蹴り上げて逆上がりの途中までの体勢から意識的に帽子を落とす。
強いキックで足を高く上げるとおへそを中心に頭が下がる。足が上がらないと帽子が落ちない。
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③大きめのタオルを腰から回して鉄棒に掛け、タオルをつかみながらさか上がりする。
タオルを巻くことで強制的に鉄棒と身体の距離が縮まり、さか上がりしやすくなるので感覚がつかみやすい。
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【声を出すことによるパワーアップ効果】
その他綱引きのコツの紹介の中で、声を出すことにより力の出方が変わることが証明されました。
オードリーの春日さんの背筋力測定による実験。
声を出さない場合:150kg
大きな声を出した場合:170kg
「全力で力を出すときに筋肉が危ないということがあって、全力で力を出していると思っても脳が抑制して70%くらいしか出せていないんです。」
「声を出すと、脳の抑制効果が取れて10%くらい力が上がります。これをシャウト効果と言います。」
「言う台詞は何でもイイです。重量挙げの選手やハンマー投げの室伏選手が行っています。」(深代先生)

言われてみると、どの方法も理にかなっているように感じます。
大人も運脳神経を鍛えれば効果があるというのがうれしいですネ!


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