今や国民病の一つと言われているのが肩こり。身体の不調ランキングで、女性の第一位、男性の第二位に入るほど・・・
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2015年10月17日の日本テレビ系・世界一受けたい授業の番組内で、肩こり解消に肩を強く揉むのは逆効果!『1日3分でできる!肩甲骨はがしで肩こり解消!』が紹介されました。
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実は肩こりは、肩甲骨周りの筋肉が何らかの理由で無理矢理引っ張られることで起きているそう。
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肩こり解消のポイントは肩甲骨だった!肩甲骨はがしで治す!肩こり解消の新常識!!
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今回、そのやり方を紹介してくれたのは、考案者である東京医科大学整形外科講師の遠藤健司氏。
「肩甲骨をはがせば肩こりは解消されます!」(遠藤健司先生)
【なぜ肩こり解消に肩や首を強く揉んではダメなのか?】肩こりは、首から肩にかけて広がる僧帽筋が緊張し、血流が悪くなることで疲労物質が溜まる状態のこと。
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これにより、肩の痛みや張りなどの不快な症状が起きる。
被験者として、まずは肩こり歴5年以上のの女性(48歳)の筋肉の硬さを画像化できる機械を使って測定した。
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赤い色から青い色になるほど硬くなった状態だという。つまりこの女性は、筋肉の浅い部分から深い部分まで筋肉が硬くなった状態であることがわかった。
その女性の肩を、通常のマッサージのように強く揉んだところ・・・
「軽くなりました!ポカポカして温かいですし・・・違いますね、やっぱり!」(48歳被験者女性)
しかし、これは一時的なポカポカ感。
もう一度器械で測定してみると、浅い筋肉の部分は硬さが和らいでいるようだが、深い筋肉の部分は肩揉み後も全く変わっていないことが判明した。
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「更に強く肩や首を揉むことで危険なのが『揉み返し(もみかえし)』です。」
「肩こりは慢性化しますと、頭痛や眼精疲労。冷え性の他、めまい、不眠などの症状を引き起こします。更に重症化すると、全身の倦怠感なども伴い、最悪の場合鬱病(うつびょう)になることもあります。たかが肩こりだと思って甘く見てはいけないのです。」(遠藤健司先生)
【肩こり解消!肩甲骨はがしのやり方】「肩甲骨はがしとは、肩甲骨に張り付いたガチガチに固まった筋肉をストレッチによってほぐすことです。」(遠藤健司先生)
■肩こり肩甲骨チェック!自分の肩甲骨周りの状態のチェック方法①背中を壁に付けるように真っ直ぐに立つ
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②左腕全体を壁に沿って、痛みを感じないところ(範囲)までまっすぐに引き上げる
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③その壁伝いに上がった腕の角度で肩甲骨周りの状態がチェックできる
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<ポイント>
上げた腕が壁より前に出たり、曲がったりしないように注意する。
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床から60度(~90度)以上まっすぐに伸ばした腕が上がる人は問題ないが、45度~60度までの人は肩甲骨周りが少し硬い状態。0度~45度
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までの人はガチガチ肩甲骨状態といえる。
【肩甲骨はがしのやり方(基本編)】①真っ直ぐに立ち、ヒジを曲げ、肩とヒジが床から水平になるように上げる
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②①の状態から5秒かけて床に水兵にあげたヒジを後ろに引き、脱力させて腕を下ろす
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③①~②の動作を3回繰り返す
<ポイント>
ヒジを後ろに引くとき、肩甲骨を筋肉からはがすかのように、肩甲骨の間をぎょっと縮める。
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常にヒジの位置は床と平行になるよう保つ。

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【肩甲骨はがしのやり方(応用編)】①真っ直ぐに立ち、ヒジを曲げ、肩とヒジが床から水平になるように上げる
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②①の姿勢から肩甲骨を持ち上げ、肩甲骨を起点に後ろ回しで回転させながら5秒かけて下ろす
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<ポイント>
肩胛骨の周りの筋肉をはがすように、上から下に筋肉を絞り込むイメージで行う。
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③①~②を左右それぞれ3回行う
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「肩甲骨を寄せる動きをすることで、首から背中にかけて筋肉の深い部分からほぐしています。」(遠藤健司先生)
【肩甲骨はがし(雑巾がけストレッチ編)】①床に四つん這いになり、左手を前方に水平に伸ばす
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②その左手で、でるだけ遠くを雑巾で拭くイメージで、ゆっくりと左腕で円を描くように手前に5秒かけて回す
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③左右それぞれ5回ずつおこなう
<ポイント>
できるだけ腕を伸ばし、肩甲骨周りの筋肉をはがすイメージで行う。
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「肩こりの症状が和らいでくると、肩甲骨はがしを止めてしまう人が多いんです。それでは再び肩甲骨が固まってしましまうので、肩こりが治ってからも毎日続けることが重要です。」(遠藤健司先生)
少しゲッタマン体操にも似ている動きですネ!
姿勢もよくなるし、良いことずくめだと思います。

本当は怖い肩こり(祥伝社新書)